

























2021年11月から板橋区立美術館で開催されている「つくる・つながる・ポール・コックス展」にあわせて刊行された『Paul Cox Box』。展覧会をそのまま持ち帰るコンセプトでつくられた本書は、ダンボールでできた箱の中にポスター、テキスト、ゲーム、写真、そしてポール手描きのプレゼント入り。作家のこれまでと最新作までを、テキストや図版、フランスでの様子、貴重な資料などで伝えます。ポール曰く「手探りすること、試みること」に焦点を置かれた本展にふさわしく、風景画(じっさいに見て描いたものから、想像して描いたものまで)やおもちゃ、劇場のためのポスター、子どもの本などの図版を楽しめると同時に、じっさいにポールの絵を組み立てて遊べるゲームまで収録。それぞれの内容品をよく見ると、作品がプリントされた束は揃えられず、ポスターはまるで手で折られたようなずれがあるなど、ポールのスタイルが反映された遊び心ある装いも見どころです。デザインはAllright Graphics。知的でユーモラスなポールのたくらみが詰まった特別なアートブックです。
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仕様:A4変形、BOXタイプ書籍(段ボール箱入り)
内容:64ページの冊子、ポスター、48枚の写真集、ゲーム「えひらがな」、ポール手描きのプレゼント
ブックデザイン: Allright Graphics
◎ポール・コックス( Paul Cox )
1959年パリ生まれ。絵画、グラフィックデザイン、イラストレーション、絵本、舞台美術など、フランスを中心に国際的に活動している。風景画の展覧会や、ポスターなどグラフィックデザインの展覧会を各地で開催し、パリのポンピドゥー・センターなどでは参加型の大型インスタレーションも発表。劇場の仕事も多く、1990年代からフランス各地の劇場のポスターをデザインするほか、舞台装飾や衣装を手がけることもある。
◎展覧会
「つくる・つながる・ポール・コックス展」
2021年11月20日(土)〜2022年1月10日(月)
東京・板橋区立美術館
OPEN 9:30-17:00(入場は16:30まで)
月曜休館(1月10日は開館)
年末年始:12月29日~1月3日 休館